介護保険制度とは

「寝たきりや認知症で介護が必要になったらどうしよう」
・・・だれもがこんな不安をもっています。
今、日本では高齢化が進む一方、高齢者を支えてくれる若い人たちの数が減るなど、家族だけで介護をすることが難しくなっています。介護を必要とする人が住み慣れた地域で安心して生活がおくれるよう、介護を社会全体で支えていく仕組み、それが「介護保険制度」です。

介護保険対象者

「介護保険は40歳以上の方が加入者(被保険者)となり、決められた保険料を納めています。その保険料や税金を財源とすることで、介護が必要と認定されたときには、費用の一部を負担するだけでさまざまな介護サービスを利用できる、という仕組みになっています。介護保険は市町村または介護保険組合(保険者)が運営主体となります。

介護保険制度のしくみ

介護保険制度のしくみ

地域包括支援センターとは

地域包括支援センターは介護予防ケアプランの作成や、各機関と協力しながら、高齢者のさまざまな相談に対応する総合的な役割を担っています。社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーが在籍しています。

  • 社会福祉士…高齢者の権利擁護に関する相談など
  • 保健師(または経験のある看護師)…介護予防ケアプランの作成や介護予防指導など
  • 主任ケアマネジャー…事業者やケアマネジャーの指導など

〈センターの役割〉

  1. 高齢者や家族、地域住民からの介護や福祉に関する相談への対応・支援
  2. 介護予防ケアプランの作成、介護予防事業のマネジメント
  3. ケアマネジャーへの支援やネットワークづくり
  4. 高齢者に対する虐待の防止やその他の権利擁護事業

ケアマネジャーとは

ケアマネジャーは、利用者の希望や心身の状態に合ったサービスが利用できるように相談にのり、導いてくれるサービスの窓口役です。利用者はケアマネジャーを選ぶことができます。ケアマネジャーを変更されたい場合は当組合、または地域包括支援センターにご相談ください。

〈センターの役割〉

  1. 要介護認定の申請代行
  2. ケアプランの作成
  3. 介護サービス事業者との連絡調整
  4. サービスの再評価とサービス計画の練り直し など